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世界の果てで、夢を視る。
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青い 鳥が鳴いた
死に場所を 見付けたろうか

赤い 血が流れた
戦場でまた 斃れたろうか

悲鳴を聴いた 耳が
もう 何も 聴こえなくなった

未来を視据えた 瞳が
もう 何も 映さなくなった

君の 声が

途絶えた


end

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ただ生きる事さえ赦されない世界で
其れでも ただ 生きようとして

一筋の灯りさえ見えない道で
其れでも ただ 歩もうとして

存在した筈の未来
贖う事の出来ぬ過去

叶わない事も知りながら
其れでも 尚 此の空に祈り続けた

届かない事も知りながら
其れでも 尚 此の手を伸ばし続けた

訪れない明日
戻れない昨日

全てを抱いて

進もうと決めた日

世界が終わる前に
此の命が止まる前に

もう一度

夢を視よう

此の哀しみの空の下で


end

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誰も居なくなった場所
僕はまだ彷徨っている

誰も感じなくなった世界
僕はまだ心を手離せずにいる

失ったモノが還らない事も
やがて終わりが訪れる事も

知りながら 尚

ただ 空を見上げていた

消えない哀しみが満ち満ちた空の下で
終わらない絶望が降り注ぐ此の道の上で

涙を抱えながら
心を抱き締めながら

ただ

一歩を踏み出していた


end

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錆びた鉄格子を殴り続けて
此の手は血に塗れてしまった

茨の森を走り続けて
此の足は朱に染まってしまった

手にしたモノは何一つ無く
辿り着いた場所は何処にも無く

ただ 独り

涙を流す

此の手に願った世界が
儚く消える夢でしか無くても

此の足が目指した未来が
虚空の果てに霞む幻でしか無くても

其れでも 尚

此の命が

燃え尽きるまで


end

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生きて居る限り
絶望は続くだろう

歩み続ける限り
哀しみと出逢うだろう

此の命が尽きる日が
やがて此の身にも訪れるだろう

見殺す事しか出来なかった罪が
いつか赦される事は無いだろう

冷たく横たわる世界の中で
虚しさに啼く空の下で

拡げた翼を引き千切られても
叫ぶ声が掻き消されても

其れでも 尚

諦めない命が在る

血に塗れた其の手を伸ばして
傷に溢れた其の足を踏み出して

たとえ其の手を振り払われても
たとえ其の足を撃ち抜かれても

其れでも まだ

生きようとする

生命が在る


end

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幾つの命が
死んで逝っただろう

幾つの命が
殺されて逝っただろう

一体 何が出来たと云うのだろう
一体 何処へ届いたと云うのだろう

何も出来ぬまま
死に逝く命で在ってはならない

何も為さぬまま
消え逝く命で在ってはならない

自らが犠牲にした命にさえ
何一つ還せぬまま

自らが踏み躙ったモノにさえ
何一つ報えぬまま

ただ 此の翼で

世界へ挑む


end

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花が枯れても
星が堕ちても

其れでも 尚

生きようと想う

全てを失っても
此の命が尽きても

其れでも ただ

愛そうと想う

絶望の廃墟の中で
哀しみの雨の下で

零れ落ちる涙と共に
泣き叫ぶ心を友に

其れでも まだ

歩もうと想う

其れが

人間だと想うから


end

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絶望は変わらず
其処に在るだろう

哀しみは変わらず
降り注ぐだろう

心は 尚

切り刻まれるだろう

鳴り止まぬ銃声の中で
届かぬ此の手の向こうで

今も

命は死んで逝く

自らの無力ささえ
抱え切れぬまま

自らの描く未来さえ
想えぬまま

ただ 一つの

命を抱いて

哀しみの待つ空へ
絶望の満たす世界で

ただ

翼を拡げた


end

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涙に濡れた翼を
拡げる刻が来るだろう

血に塗れた足で
歩き出す刻が来るだろう

向かう空を
絶望が覆う日が来ても

歩む道に
花一つ咲かなくても

其の翼で
其の足で

此の命は まだ

生きて居る

世界の醜さに
人の愚かさに

自らの無力さに

幾度 死を想っても

同じ世界の上に
同じ空の下に

同じ時の中に

確かに

生きて居るから


end

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空にも きっと
哀しみは存るだろう

其れでも ただ

翔ぶ事を選んだのだろう

大地にも まだ
絶望は降るだろう

其れでも ただ

歩む事を決めたのだろう

其の翼を
千切られながら

其の足を
撃たれながら

其れでも ただ

生きる事を願ったのだろう

舞い落ちる其の羽根を
やがて 誰かが拾う刻

朽ち果てる其の亡骸に
いつか 花が咲く刻

其の命は

きっと

意味を知るだろう


end

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此処まで
歩いて来たのだろう

此処まで
生きて来たのだろう

負った傷を抱えながら
流した涙を拭いながら

其れでも

此処まで来たのだろう

道は まだ
続くだろう

花は また
咲くだろう

砕け散った心の破片を
一つ一つ拾い集めて

失くした想い出の切れ端を
一つ一つ繋ぎ合わせて

明ける空の行く末に
訪れる世界の夢を視ながら

沈む暁の残り香に
拓く刻の未来を想いながら

そして また

始めるだろう


end

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どれだけの血を流しても
どれだけの涙を零しても

君が居るなら

此処に居るだろう

どれ程の絶望に出逢っても
どれ程の哀しみを背負っても

君が居るなら

生きて逝くだろう

今も まだ
死に逝く命を見殺して

未だ 尚
歩む命を抱き締めて

ただ 此の心が眠りに就く其の日まで
ただ 此の歩みが途絶える其の刻まで

ただ

命を賭して


end

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砕け散った心から
生まれたモノは何だ

沈み堕ちた身体が
起き上がる日は何時だ

絶望が
染み込んで逝く

哀しみが
抱き締めて逝く

手を伸ばした星さえ
消えて逝った

見上げた空さえ
曇って逝った

伸ばした掌を
握り締めて

曇る空の向こうに
蒼空を視据えて

もう一度
翼を拡げる

今 再び
空へと挑む

此の

漆黒の翼で


end

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絶望さえ
哀しみさえ

其の命で

喰らうだろう

癒えぬ傷さえ
重き鎖さえ

其の心で

引き摺って逝くだろう

翔べない翼も
踏み出せない足も

全てを抱えて
全てを背負って

其れでも

逝くと

決めたのだろう


end

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生きる事は
容易い事では無い

死ぬ事は
幸福な事では無い

世界は残酷に
時は容赦無く

其の歩みを強いるだろう

心が壊れて
歩けなくなった刻

翼が折れて
羽撃けなくなった刻

もう一度
其の心に灯りを燈す為

もう一度
其の翼に意志を宿す為

どれ程の涙を垂れ流しても
どれ程の血が身を染めても

何度でも
幾度でも

此の命を

燃やすだろう


end

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救えない事も
救われない事も

きっと

分かって居たのだろう

何も出来ない事も
何処へも届かない事も

きっと

知って居たのだろう

何一つ変えられぬ此の無力さを
何の意味も無い此の自分を

きっと

嘆き続けたのだろう

傷付ける事でしか守れぬ弱さを
誰かの温度に縋る脆さを

きっと

責め続けたのだろう

夢を視る事さえ叶わない
未来を想う事さえ赦されない

此の世界で

ただ

翼を拡げて


end

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重い鎖を
引き摺りながら

流れる血を
垂れ流しながら

歩む足は

朱に塗れて

傷だらけの翼を
拡げながら

千切れる羽根を
散らしながら

其の痛みを

空へ放って

尚も 歩む
一つの命

尚も 翔び立つ
一人の少年

耐え切れない程の重さの中で
止まる事を知らない深紅の中で

塞がる事の無い傷を背負って
舞う欠片の行く先を追って

今も 独り

視据える蒼空


end

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生きようとするから
傷付くのだろう

歩もうとするから
焦るのだろう

人間らしささえ
失って逝く世界で

自分らしささえ
赦されない世界で

其れでも 尚

生きようとする君へ

其の果てに待つ死に震えながら
其の瞳に映る絶望に泣きながら

今宵も 独り

夜を彷徨う

幾つの傷を刻んでも
何一つ 届きはしない

幾粒の涙を零しても
誰一人 救えはしない

生きる程に
失くして逝く

歩む度に
斃れて逝く

其れでも まだ

此の命は

終わる事を選ばない


end

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自分の道は

自分の前にしか無い

他の誰かが歩めるモノでは無い
他の誰かが創れるモノでは無い

其れは
暗闇に包まれたモノだろう

其れは
暗黒へ続く旅路だろう

其れでも

歩みを止めようとはしないのは

其れが
自分の道だから

其れが
自分にしか歩めない道だから

最期に微笑えれば
其れでいい

最期に答えが見出だせれば
其れでいい

其れが

命の証明となるだろう


end

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哀しみの雨は降るだろう
絶望の風は吹くだろう

其れでも きっと

踏み出すのだろう

拡げた翼は裂けるだろう
溢れた血は滴るだろう

其れでも きっと

翔ぶのだろう

其れは きっと
哀しいモノだろう

其れは きっと
虚しいモノだろう

其れでも きっと

歩むのだろう

死んで逝くから
生きて居るから

其れでも

きっと

歩むのだろう


end

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あなたの望む世界が
いつか此の地に降るといい

願う世界の訪れが
滅亡の果てで無いといい

そして広がる其の世界で

あなたが白く咲けるといい

涙に濡れた大地では無く
哀しみを映す空では無く

微笑む風の中に

あなたが在るといい

願うだけでは届かない想いを
想うだけでは叶わない願いを

抱きながら歩むあなたに

いつか

此の手を差し出せるといい

汚れていても
血に塗れていても

此の手を

差し出せるといい

今は まだ
正しくは無い世界で

今は ただ
不確かなだけの道で

歩くあなたの行く先を
眠るあなたの真心を

照らす灯りが

そっと あなたへ

燈るといい


end

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咲く花にはなれない
飛ぶ鳥にはなれない

此の足で歩いて逝く

人間として

正しくは在れない
優しくは出来ない

此の心で生きて逝く

自分として

どれ程 此の心が痛もうと
麻痺させる為のクスリは要らない

幾度 此の足が崩れようと
見殺して逝くだけの同情は要らない

世界が正しく無い事を知っても
自分が死んで逝く事を知っても

出来る事は一つ

ただ 生きて逝く事

此の心は今も泣き続ける
此の足は今も斃れ続ける

其の先に存る未来が

今も

此の命を呼ぶ


end

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君を失った時から

僕はずっと片翼だった

想い出の中で軋む翼
微笑みに囚われた心

過ぎ去った風はもう帰らない
失くした涙はもう掴めない

流れ逝く此の刻の中で

後悔の中に沈んで逝った
贖いの中に堕ちて逝った

此の翼で
翔ぼうと想う

此の片翼で
生きようと想う

いつか君の場所へ辿り着けなくても
やがて此の羽根が全て舞い散っても

まだ此処に残る
此の翼の為に

まだ此処に遺る
此の命の為に

翔べなくても
生きれなくても

此の片翼で

逝こうと想う


end

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アナタの声は
アナタの言葉は

確かに此処に届いています

私には まだ

此処で詠う事しか出来ないけれど

私が此の世界に生きて残せるモノを
私が此の世界で死ぬ前に遺せるモノを

其の全てを

今 此処に

刻もうと想います

アナタには何が届くでしょう
アナタには何が視えるでしょう

アナタの其の瞳には

今 此の世界は

どんな風に映っているでしょう

私の此の眼には
正しい世界には視えませんでした

私の此の心には
此のままで良いとは想えませんでした

今日も何処かで
人は人に殺されて逝きます

今もあの場所で
心が心に潰されて逝きます

私は此の世界で
一体 何を知ったでしょう

私は此の道の上で
一体 何が出来るでしょう

答えはもう何処にもありません
私にはまだ無力しかありません

此の脆弱さの中で
此の無力さの中で

私は

進もうと想います

たとえ 陽が射さなくても
たとえ 花一つ咲かなくても

此れが

私の命だから


end

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自殺した女子高生
戦場で散った兵士

其の何れもが

見殺した命

纏う為に剥がれた皮膚
捨てられ処分された鳴声

其の何れもが

不必要な犠牲

此の世界は哀しい
此の道は苦しい

けれど

行こう。

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